2023.08.17 checkitおすすめ記事住まい未分類
今年の6月本巣市に新事務所が移転オープンした「共に生きる木の家 NARU」さん。中古車販売・買取・レンタルの「BACK-UP」さんのお店を建設し、その建物内にNARUさんの事務所も併設されています。
緑が美しいエクステリアを抜け、アプローチを右に曲がった先がNARUさんの事務所。屋久島地杉のウッドデッキ、外壁が暖かさと風合いを演出してくれます。自然素材がふんだんに使われた事務所は、玄関を開けたとたん深呼吸したくなるほど木の良い香りが!
編集部:とっても素敵な建物ですよね!どんな思いでこの事務所を作られたんですか?野村さん:「お客様がお家を建てようと決められてから、この場所での打ち合わせは何度もあります。打ち合わせが長時間になったり、色々と考えすぎて頭が痛くなったり眠たくなったり…。そんな中でも、お客様が後悔のないように少しでもリラックスした状態でお家のことを考えていただけたらと思い、実際に自然素材を多く取り入れ、心地よさを実感してもらえる事務所にしました。」
今回取材に答えてくれたのは筒浦さん(左)と営業の野村さん(右)。笑顔の素敵なお二人に迎えられて、一気に緊張が和らいだ編集部。事務所同様、心地いい空気の漂うお二人に終始リラックスしてお話をお伺いすることができました。
もくじ
編集部:NARUさんの家づくりのこだわり、テーマを教えてください。筒浦さん:「家造りを通して、家族との関わり合い、自分を見つめ直すこと、そして自分らしく生き生きとした暮らしを実現できることが何より大事だと考えています。
そのためにも、室内と外とを緩やかにつないで、地域の中にあっても自然体で関わり合いを持てるような設計も大切にしています。さらに、地球環境を考慮し、化石燃料エネルギーを極力使用しない事や、シンプルな暮らしの中に本質的な価値を感じることができるよう無駄を削ぎ落とした間取りや仕様を意識しています。」
編集部:NARUさんが実際にお施主さんにご提案しているポイントは何ですか?
筒浦さん:「外壁には赤身の杉板をバランスよく配置し、山々や田園風景にもとけ込むような、どこか懐かしくも温かみのある外観を意識しています。工業製品と違い、いつの時代も代替品のある素材を違うことで永続的なメンテナンスが可能になります。」
筒浦さん:「リビングの大開口サッシからウッドデッキを介して緩やかに繋がる庭からは、鳥の囀りや爽やかな風が届きます。日々感じる季節の移り変わりが、疲れた心を癒してくれます。そのためにフローリングやウッドデッキにも、触り心地も良く温かみのある屋久島地杉を採用しています。」
ウッドデッキでお庭と室内との境界線が曖昧になることで、家にいながらにして四季を感じれたり、庭に出て虫と遊んだり、生活の中で自然と触れ合う機会が増えるんだそう。今はゲームや動画など夢中になるものが多い世の中ですが、そんなふうに過ごせたらきっと世界が広がりそうですよね。
筒浦:「日本には日本独特の気候がありますよね。雨が多い日本では、湿気に強い国産材を使うのがもっとも理にかなっていると私たちは考えます。また、輸送コストも安い上、輸入材と違って輸送にかかる時間も少なくてすむので、シックハウスの原因となる防虫剤や防腐剤を使う必要がないという点も大きな魅力です。そこで多くの自然素材の中から積極的に使用しているのが、「屋久島地杉」です。」
豊臣秀吉が京都方広寺の大仏殿建立にも使用したといわれる良材で、木の屋根である平木を年貢として納めていた歴史もあります。そこに共通するのは「高い油分」「独自の含有成分バランス」に起因する「高い耐久性」「高い耐候性」「強度」です。
■ 屋久島地杉は本土の杉と比べてα―セドロール含有量が高いこの成分により内装材として用いた時は、気分を落ち着かせリラックス効果もあります。(安眠・睡眠効率を高める効果)。他にも精油成分にて室内のダニなどの繁殖を抑制する働きも考えられます。
■ 屋久島地杉は本土の杉と比べてクリプトメリオン、β-オイデスモール含有量が高い殺ダニ効果、ダニなどの繁殖抑制効果が特に高いと言えます。
このほかNARUさんでは、環境にも優しい紙クロスや塗り壁など、自然素材にこだわった素材を取り入れています。詳しくはホームページでも紹介していますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
野村:「NARUでは、家も家族の一員と考えていただけたらと思っています。家族と、家と、共に生きる。共に生きるためには、家族の体調を気遣うように家の変化にも気付いていただきたい。例えば、日々のお手入れの中で家の変化に気が付き早めに手を加えてあげる事で、数十年後に大掛かりなリフォームが必要になる、なんて事はなくなるのかなとも考えています。経年の変化を楽しむのはもちろん、時にはお子さんに落書きされたりお茶を溢しちゃったり…。それも全て大切な思い出として、共に年月を過ごしていただけたら嬉しいです。」
編集部:テーマに掲げてている「『共に生きる』木の家」の意味が良分かりました。良質な自然素材に囲まれて、様々な変化と共に家族と生きていく家、素敵ですね。次回は木の素材を使うからこそ大事になってくる「構造」の部分について、再びお話お伺いできたらと思います。
NARUさんのこだわりは下記ホームページからも見ることができます。また、事務所は中古車の買取・販売・レンタルの「BACK-UP」さんやエステの「Private Salon Luce」さんが併設したお店になっています。実際に実際に来店いただいて、木の家の匂いや質感を体感してみてはいかがでしょう。気になった方はぜひお気軽にお問い合わせしてみてください。
【店名】共に生きる木の家 NARU <キノイエ ナル>【住所】岐阜県本巣市軽海330-1【電話】058-260-3888【時間】8:00〜18:00
このお店の他の記事はまだありません。