2022.08.02
16年ぶりの四季オリジナル一般ミュージカルとして2020年10月に東京で開幕した本作。ミュージカル出版社発行の雑誌「ミュージカル」による「2020年ミュージカル・ベストテン」では、作品部門の第1位に選出され、高い評価を得ました。
原作は、英国の作家デボラ・インストールが 2015 年に出版した同名小説(日本では2016年小学館文庫刊、松原葉子訳)。英国のみならず、アメリカや日本、各国でロングセラーとなり、出版翌年にはベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選出されました。
特に日本では、続編が本国に先駆けて発表されるほどの人気を博し、今年8月には映画「TANG タング」が公開されます。
舞台はアンドロイドが人間に代わって家事や仕事を行う近未来 。両親を亡くし無気力に日々を過ごす主人公・ベンのもとに、壊れかけのロボット・タングが現れます。
ベンはタングを直すために旅に出かけることに。その過程で生まれた絆とそれぞれの成長が描かれます。
本作には劇団外のクリエイターも多く携わっています。
台本・作詞 は、劇団「てがみ座」 を主宰する 長田育恵さん 、演出は、「雷ストレンジャーズ」主宰の小山ゆうなさん が手掛け、作曲・編曲は数々のドラマ音楽を手がけるヒットメーカー・河野伸さん、音楽監督を劇団OBの清水恵介さん、そして装置デザインを国内外の舞台美術で高く評価される土岐研一さんが務めています 。
また、作品において重要な鍵を握るタングは、俳優が操るパペットによって表現。
パペットデザイン・ディレクションには、演出家 デザイナー パペットパフォーマーと多彩な顔をもつトビー・オリエさんを起用。
演劇的手法で趣向を凝らしたパペットとして 命が吹き込まれるタング――パペットとパペティア(パペットの操者)の呼吸を自然とリンクさせ、タングの感情に紐づく内面的な重みを感じ取り、目に見えるものをパペットの焦点で捉える… こうした一つ一つの積み重ねにより表情豊かに息づいたタングは、その愛らしさと、無限の可能性をもち成長を遂げていく姿で大いに観客を魅了することでしょう。
AI時代の心温まる人間ドラマ、ミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』をお見逃しなく。
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