2023.10.02 カフェディナーランチ
漢方に精通した薬剤師が多く在籍する平成調剤薬局が営む『薬養軒MIZUTOKI(みずとき)』。
暑かった夏の疲れや季節の変わり目により起きる体調の変化など、様々な症状に合わせた対策を薬剤師さんにお聞きしたのでご紹介していきたいと思います!
もくじ
秋は、夏の間に日本付近を覆っていた高温多湿の高気圧から、温暖で乾いた空気をもたらす高気圧の勢力が強くなるため、空気が乾燥しがちになります。
この乾いた空気を東洋医学では「燥邪(そうじゃ)」といい、秋の不調の要因となります。
「燥邪」が“肺”に侵入すると、空咳、鼻の渇き、口や咽喉の渇き、肌の乾燥、髪のパサつき、便秘等の症状を起こさせます。
また、秋は暖かい日と涼しい日を繰り返しながら、徐々に冬に向かっていく季節の変わり目なので、自律神経が乱れやすい季節でもあります。
薬養軒MIZUTOKIでは、東洋医学の考え方の一つである「陰陽五行説」を基に考案した薬膳料理を提供して、”皆さんの体調を整えるお手伝いをしたい”という想いがあります。
【陰陽五行説】
自然界に存在する全てのものを5つに分類し、其々がお互いに影響を及ぼしながら変化していると考えます。人間も季節の移り変わりと共に体調が変化するため、季節に合わせた生活をすると健康に過ごすことができるといわれています。
★こちらはセミナーでも学べるので気になる方は記事の下にある情報をご覧ください!
五行説に基づき、薬味は全部で5種類あります。
①肺の薬味 ②心の薬味 ③脾の薬味 ④肝の薬味 ⑤腎の薬味
薬味の特徴と合わせて、おすすめのメニューを平成調剤薬局の薬剤師さんに聞いてきました!
薬養軒MIZUTOKIでは各種メニューに加えられる「五行の薬味(全5種 各税込110円)」があります。
食事だけでなく、ドリンクやデザートにも合わせられるこの薬味は、自分の体調で不足している部分を補うような選び方がおすすめです♪
メニュー表に体質別薬味の表が載っているのでそこから選んだりスタッフさんに聞くこともできます。
五行説でいうと秋は、「辛」「肺」「白」にあたります。
そこで、薬養軒MIZUTOKIが秋におすすめするメニューは、「辛」「肺」「白」のすべてが含まれている「肺」の薬味です。
肺の薬味 × 薬膳鍋
五行説を意識した季節ごとの食材を使用した基本の鍋。スープの味は3種類(カレー味・白湯・辛酸/サンラータン風)から選べます。
肺の薬味 × 薬膳粥
じっくりと炊いたシンプルな白米粥にかける薬膳粥。付属のねぎ醤油や低温調理の鶏ハム、 白きくらげ、クコの実と一緒に食べるとさらに美味しくなります。
季節ごとに提供する味を変えている五色のパンナコッタ。秋の五行説である「白色」にこだわり、杏仁を使用しています。「杏仁」は、身体に潤いを与えるので、空咳、皮膚の乾燥、便秘など秋の気になる不調に効果的です。
疲労回復効果のある鶏肉と、食物をエネルギーに効率よく変換してくれる10種類の香辛料を煮込んだ「カレー味の薬膳鍋」がおすすめです。
「薬膳ワンプレートの米粉の鶏フリット」は、米粉が胃を労わり、ウコンが胃と肝機能を高めてくれるので、疲労回復効果に優れ、おすすめです。
黒ゴマは、肝機能を高める成分や、ビタミンE、ビタミンB群を豊富に含むため、臓器の疲れだけでなく、筋肉の疲れも癒してくれます。
風邪の予防には、免疫力を高め、血行を良くする生薬が含まれる「心」の薬味がおすすめです。
心の薬味 × サンラータン風薬膳鍋
辛味のきいた「サンラータン風の薬膳鍋」は、秋の「燥邪」を吹き飛ばすのにピッタリです。「心」の薬味を入れてお召し上がりください。
腸活にぴったりな「美腸ワンプレート」もおすすめです。腸内細菌を活発にする乳酸菌やオリゴ糖を使用しており、腸内フローラを整えてくれます。
デザートは、「補の茶のシフォンケーキ」がおすすめです。当店オリジナルの薬膳茶(補の茶)を練り込んで焼いた、ふわふわで芳ばしいシフォンケーキです。
補の茶には、12種類の生薬が配合されており、身体を温め、免疫力を高めてくれます。
東洋医学の考え方では、胃腸が弱ると、「気」が不足すると考えます。そんな時には、「気」を補い、胃腸を整える「脾」の薬味がおすすめです。
脾の薬味 × 薬膳鍋(白湯)
優しい味の「白湯風の薬膳鍋」に「脾」の薬味を入れて胃腸を整えてください。
また、お米から丁寧に炊いた「薬膳粥」も消化が良く胃に優しいのでおすすめです。「脾」の薬味を入れることによって、胃腸を労わる効果が高まります。
胃腸が弱っているけど、お肉が食べたいと思う方には、「薬膳ワンプレート(大豆ミート入りハンバーグ)」がおすすめです。牛肉と大豆ミートの合いびきハンバーグは、食べ応えがありますが、消化が良く、胃腸に優しく作られています。豆乳を使ったグラタンやスーパーフードであるクコの実が入ったスープやオムレツも付いています。
生クリームを減らし、豆腐と豆乳を使ったティラミスは消化に良く、砂糖の代わりにオリゴ糖を使用しているので、腸内フローラ対策にピッタリです。
やる気がなかなかでないなぁという時には「肝」の薬味がおすすめです。
肝の薬味 × 薬膳粥
「薬膳粥」に「肝」の薬味を入れると、気分がリフレッシュしてやる気が出てきます。もちろん「薬膳鍋」にもおすすめです。
薬養軒MIZUTOKIには12種類の薬膳茶があります。その中の「清心茶」は、気分をリフレッシュしたい方におすすめです。ハッカの清涼感のある風味と玄米茶の香ばしく優しい味わいが特徴です。玫塊花(マイカイカ)はストレスで滞った体内の気の流れをよくし、竜眼の果肉となつめは、気力体力を補いやる気をアップさせてくれます。
カッサータとはイタリア発祥とされるチーズを使用したアイスケーキです。冷たいクリームチーズがイライラを鎮めてくれるだけでなく、ドライフルーツやナッツ、なつめやクコの実などの薬膳食材との相性バツグンです。見た目の華やかさとあまりの美味しさに心が癒されます。
今回、おすすめのメニューを教えてくださった薬剤師さん、ありがとうございました!
平成調剤薬局の薬剤師さんは定期的な勉強会を実施し、常に学びを続けていらっしゃいます。そんな薬剤師さんが実施されてるワークショップ。薬剤師さんとの距離が近く、聞きたいことが聞きやすいのも平成調剤薬局・薬養軒MIZUTOKIならではの素敵なポイントですね♪
漢方に精通した薬剤師によるワークショップが開催されます!自分の体にピッタリなオリジナル薬膳茶を作ったり、毎日の生活に取り入れられる健康情報を知ることができます。
6月にオープンした後、毎月開催する中でリピーター続出しているくらい何度も学びたくなるワークショップになります。
■第5回セミナー ※満員御礼
『秋の身体を潤す薬膳茶を作ろう』
日時:10/17(火) 15:00-16:30
会場:薬養軒MIZUTOKI
参加費:2,750円(税込)/1名様
デザート&お土産つき
【10月セミナー詳細】
秋は空気が乾燥し気温も下がっていくため、呼吸器疾患や皮膚の乾燥などに注意が必要です。
特に「肺」の潤いが不足して、肌や鼻・喉などが乾燥してトラブルが起きやすくなります。
10月のワークショップは、この「肺」を潤す生薬をメインに薬膳茶を作っていきます。
本格的に寒くなる冬を迎える前に、「肺」を潤し心と体を整えましょう!!
【11月12月セミナーについて】
11月12月のセミナーはお休みとさせていただきます。
2024年からまた再開を予定しておりますので、楽しみにお待ちください♪
いかがでしたでしょうか?
季節の変わり目は心も身体も何かしら変化がある方が多いと思います。その変化とは、気持ちの変化からお肌の乾燥まで本当に様々だと思います。
お悩みはもちろん、お悩みとまではいかないちょっと気になることもMIZUTOKIさんでサポートいただけるのは嬉しいですね♪
ぜひ行ってみてくださいね。
薬養軒MIZUTOKI【住所】岐阜県岐阜市徹明通2丁目18番地【電話】 058-267-7770【営業時間】10:00〜19:00(LO18:00)
※ディナー営業は要予約(土日祝のみ)
※ディナーコースは2日前までに予約(土日祝のみ)
※薬局は10:00〜17:00
【定休日】不定休
※薬局は土日祝休み
【駐車場】近隣の有料パーキングをご利用下さい。 【HP】https://www.mizutoki.club/